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読書感想文:臆病者のための億万長者入門(橘玲)④ [読書感想文]

先日の3章まとめで半分~6割くらいをまとめられたと思う!

ほんと、ページ数は全然多くないんだけども、難しい本です・・・。
作者は金融系の本を多く出してる(デビュー作はマネーロンダリングという本だし)けども、
同じく非金融系の本も多く著している。

で、非金融系の本はめちゃめちゃ読みやすく、頭にスッと入ってくる。
残酷なこの世界で生き延びるたった一つの方法、とかそういう類の本はめちゃめちゃ面白く、読みスピードもまとめるのも速いし楽。

金融系の本は、本当に難しい・・・。

ってことで4章まとめをば。

【第4章 為替の不思議を理解する】
■金利とインフレを理解する
・銀行の預金金利=名目金利
・実質金利=名目金利ーインフレ率
⇒ 金利が本当に高いのか低いのかは、預金金利だけではわからず、実質金利で考えなくてはならない。
■外貨預金に為替リスクはない
購買力平価説によれば、インフレ率と為替の関係は次のようになる。
・インフレなら通貨は下落する
・デフレなら通貨は上昇する
金利平衝説では、金利と為替の関係は次のようになる。
・金利の高い通貨は下落する
・金利の低い通貨は上昇する
⇒ デフレで低金利の円は上昇するほかなかった。
・インフレ率の低い(デフレの)通貨は必ず上昇する
⇒ 為替というのは異なる通貨で取引されているモノの値段を同じにするための道具(購買力平価説)であり、
  日本とアメリカで同じモノが違う価格で売られていたならば、安く買って高く売ることで儲けようとする商人が現れ、いずれ「裁定」される。
  日本で100万円、アメリカで1万3000ドルのモノが同じ値段になるには、1ドル=77円になる必要がある。
  80円だったならば、77円に「裁定」されていく。
  つまり、アメリカのインフレ率が高まる、といったように、インフレ率の差を為替レートが調整する
・長期的には高金利の通貨は安くなる
⇒ 金利平衝説
■4章のまとめ
金利平衝説から、全ての通貨の実質金利は長期的には同じになるのならば、高金利の預金も低金利の預金も最終的には大きな違いはなく、
理論的には外貨投資に為替リスクはない、となる。
為替取引とはゼロサムゲームであり、上がるか下がるかしかないため、たまたま上がった時、下がった時に有利となるポジションを持っていた者が得をするだけの運ゲーであるといえる。


以上、今日はここまで!

つづく。
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