読書感想文:臆病者のための億万長者入門(橘玲)⑥ [読書感想文]
標題タイトルについては今回が最後です!
やっとまとめ終わりました。
※まとめと言えるくらい、簡潔に本質的な部分を切り取れているかと言ったらry
【第6章 アベノミクスと日本の未来】
■年金の今後
・日本の保険制度は国民年金と厚生年金
・未来をシミュレーションすることは困難だが、人口動態だけは例外で、ある程度正確に予測できる
・2050年には総人口9500万人
・財政は年間50兆円のペースで借金が増えている
・年金収支を決める3要素は下記で、この収支が回復不能なまでに悪化することが年金破綻
①保険料
②支給額
③年金資産の運用利回り
・年金財政健全化の手段は3つ
①年金保険料を増やす
②年金支給額を減らす
③資産の運用利回りを上げる
・インフレで金利が上昇すると、年金財政はかなり改善できる
・国債の配当で年金資産が増えても、その分だけ支給額が増えるわけではない
・掛け金の利回りは年利1.48%、女性は2.44%であり、かなり有利な金融商品と言える
・厚生年金の方でぼったくられている
・厚生年金の利回りは会社負担分を入れると、53歳以下のサラリーマンでマイナスになっている
・会社負担分を会社は個人のコストの一部としてとらえ、会社負担分も鑑みて給料を決めている
⇒ 実際にはサラリーマン個人が負担しているのと同義だが、サラリーマンは会社負担分を自分の負担分としては認識していない
・厚労省の裁量で決められるため、消費税等と異なり、税率を上げやすい
・国家は税を徴収し、国債を発行して集めたお金を国民に配っており、最大の既得権益者は国民自身
・再分配の内訳は31%が社会保障費、24%が国債費
・国際派金融機関が買い、金融機関の金は国民が預金したものを使用しており、そこで得たお金で金利や元本保証をしているため、最大の受益者は国民である
⇒ 財政赤字が拡大するたび、下記の選択肢を迫られる
①国家破産
②社会保障制度の崩壊
③増税
■アベノミクス
マイルドなインフレを起こすことによって消費を刺激するとともに、実質金利をマイナスにして企業の投資を誘う金融政策のこと
(実質金利は、名目金利からインフレ率を引いたもの)
では、実質金利を下げるにはどうするか
①名目金利を下げる
②インフレ率を上げる
⇒ 名目金利はゼロ金利政策から、これ以上下がることはなく、残るのはインフレ率を上げること
⇒ リフレ政策
・ゼロ金利なのになぜ企業は現金をため込み、借りようとしないのか
・デフレ不況だと、何をやっても損するように思えるため
・デフレから脱出しなければ景気は回復しない
⇒ インフレにする方法はいくらでもある
⇒ インフレにするれば景気が良くなる、とは誰にも言えないため、ヘリコプターマネー等のリスクある方法を試さない
⇒ アベノミクスが考える理想は、大胆な金融緩和(異次元緩和)でインフレ期待が高まり、実質金利が低下して株価と地価が上昇し(ついでに円安になり)、
景気が良くなって賃金が上がることで金利も上昇するという好循環
⇒ 金利の上昇は景気回復の最終局面で起きる想定
⇒ 賃金が上がる前にインフレが起これば生活は苦しくなるし、金利だけが上昇すれば変動金利で住宅ローンを借りている人が次々と自己破産し、
中小企業は低金利での借り換えができなくなって倒産してしまう
⇒ 日銀は長期金利を抑えるのに躍起
⇒ 低金利のまま円安になったりマイルドな物価上昇なら景気回復
■国家破産対策
最強の資産運用は「預金」だが、破綻シナリオを鑑みて、以下の金融商品を考慮してみる
①国債ベアファンド
②外貨預金
③物価連動国債
■第6章まとめ
日本の年金制度において、国民は理不尽な選択を強いられる。また、年金財政健全化の方法も有効なものは今のところない。
アベノミクスは現在の壮大な実験ともいえる異次元緩和によってマイルドな物価上昇や、低金利のまま円安になれば経済は回復するが、
金利の上昇は景気回復の最終局面でなければ、成功しないため、日銀は長期金利を抑えるのに躍起になっている。
【終章 ゆっくり考えることのできるひとだけが資産運用に成功する】
・人は速い思考と遅い思考を使い分けている
⇒ ファスト&スロー
・茂みで物音がしたとき、飛び出てくるものに食べられないように本能的に動くこと=速い思考
⇒ つまり、「直感」
・文明社会では、上記のような本能的に動くことはさほど必要とされないし、知識産業となっている
⇒ 直感は誰でも持っており、そこに付加価値はない
⇒ 難しい思考=遅い思考の重要性
・金融市場は遅い思考ができる人間が速い思考(アベノミクスで円安・株高になる)しかできない人をカモる場所
⇒ ゆっくり考えることのできるひとだけが資産運用に成功する
以上です!
やっとまとめ終わりました。
※まとめと言えるくらい、簡潔に本質的な部分を切り取れているかと言ったらry
【第6章 アベノミクスと日本の未来】
■年金の今後
・日本の保険制度は国民年金と厚生年金
・未来をシミュレーションすることは困難だが、人口動態だけは例外で、ある程度正確に予測できる
・2050年には総人口9500万人
・財政は年間50兆円のペースで借金が増えている
・年金収支を決める3要素は下記で、この収支が回復不能なまでに悪化することが年金破綻
①保険料
②支給額
③年金資産の運用利回り
・年金財政健全化の手段は3つ
①年金保険料を増やす
②年金支給額を減らす
③資産の運用利回りを上げる
・インフレで金利が上昇すると、年金財政はかなり改善できる
・国債の配当で年金資産が増えても、その分だけ支給額が増えるわけではない
・掛け金の利回りは年利1.48%、女性は2.44%であり、かなり有利な金融商品と言える
・厚生年金の方でぼったくられている
・厚生年金の利回りは会社負担分を入れると、53歳以下のサラリーマンでマイナスになっている
・会社負担分を会社は個人のコストの一部としてとらえ、会社負担分も鑑みて給料を決めている
⇒ 実際にはサラリーマン個人が負担しているのと同義だが、サラリーマンは会社負担分を自分の負担分としては認識していない
・厚労省の裁量で決められるため、消費税等と異なり、税率を上げやすい
・国家は税を徴収し、国債を発行して集めたお金を国民に配っており、最大の既得権益者は国民自身
・再分配の内訳は31%が社会保障費、24%が国債費
・国際派金融機関が買い、金融機関の金は国民が預金したものを使用しており、そこで得たお金で金利や元本保証をしているため、最大の受益者は国民である
⇒ 財政赤字が拡大するたび、下記の選択肢を迫られる
①国家破産
②社会保障制度の崩壊
③増税
■アベノミクス
マイルドなインフレを起こすことによって消費を刺激するとともに、実質金利をマイナスにして企業の投資を誘う金融政策のこと
(実質金利は、名目金利からインフレ率を引いたもの)
では、実質金利を下げるにはどうするか
①名目金利を下げる
②インフレ率を上げる
⇒ 名目金利はゼロ金利政策から、これ以上下がることはなく、残るのはインフレ率を上げること
⇒ リフレ政策
・ゼロ金利なのになぜ企業は現金をため込み、借りようとしないのか
・デフレ不況だと、何をやっても損するように思えるため
・デフレから脱出しなければ景気は回復しない
⇒ インフレにする方法はいくらでもある
⇒ インフレにするれば景気が良くなる、とは誰にも言えないため、ヘリコプターマネー等のリスクある方法を試さない
⇒ アベノミクスが考える理想は、大胆な金融緩和(異次元緩和)でインフレ期待が高まり、実質金利が低下して株価と地価が上昇し(ついでに円安になり)、
景気が良くなって賃金が上がることで金利も上昇するという好循環
⇒ 金利の上昇は景気回復の最終局面で起きる想定
⇒ 賃金が上がる前にインフレが起これば生活は苦しくなるし、金利だけが上昇すれば変動金利で住宅ローンを借りている人が次々と自己破産し、
中小企業は低金利での借り換えができなくなって倒産してしまう
⇒ 日銀は長期金利を抑えるのに躍起
⇒ 低金利のまま円安になったりマイルドな物価上昇なら景気回復
■国家破産対策
最強の資産運用は「預金」だが、破綻シナリオを鑑みて、以下の金融商品を考慮してみる
①国債ベアファンド
②外貨預金
③物価連動国債
■第6章まとめ
日本の年金制度において、国民は理不尽な選択を強いられる。また、年金財政健全化の方法も有効なものは今のところない。
アベノミクスは現在の壮大な実験ともいえる異次元緩和によってマイルドな物価上昇や、低金利のまま円安になれば経済は回復するが、
金利の上昇は景気回復の最終局面でなければ、成功しないため、日銀は長期金利を抑えるのに躍起になっている。
【終章 ゆっくり考えることのできるひとだけが資産運用に成功する】
・人は速い思考と遅い思考を使い分けている
⇒ ファスト&スロー
・茂みで物音がしたとき、飛び出てくるものに食べられないように本能的に動くこと=速い思考
⇒ つまり、「直感」
・文明社会では、上記のような本能的に動くことはさほど必要とされないし、知識産業となっている
⇒ 直感は誰でも持っており、そこに付加価値はない
⇒ 難しい思考=遅い思考の重要性
・金融市場は遅い思考ができる人間が速い思考(アベノミクスで円安・株高になる)しかできない人をカモる場所
⇒ ゆっくり考えることのできるひとだけが資産運用に成功する
以上です!
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